100年前のサモアの酋長が私たちに教えてくれること
「パパラギ」を読んで感じたこと

本_パパラギ

アスファルトで舗装された道を歩き、電車やバスに乗り職場に行く。

 

パソコンの前に座り、電話で取引先と話をし、日中の大部分をビルの中で過ごした後、暗くなってから家路につく。

 

 

そんな日々に、迷いや悩みを感じていない人は多いのかもしれません。

 

 

 

しかし、一日することが決まっていない朝を迎え、ひとりで居たければ木陰に寝転がり風の音に耳を澄ませる。少し寂しくなったら、隣人を誘い、共に笑い、共に食事をする。物がなくなる心配もなければ、あれが欲しいこれが欲しいと焦る気持ちもない。笑い、歌い、泣き、怒り…そんな自己表現を否定する人もバカにする人もいない。そんな暮らしがもしできるとしたら…。

 

 

私たちは物を手に入れることで便利さや豊かさ、そしてその先にある幸福を手に入れようとしているのかもしれない。

 

 

この本を読むと、ひょっとしたら物を手に入れることによって人として喜びのある生き方から遠ざかっているのかもしれない…と感じます。

 

 

 

パパラギ」とはサモアを中心とする南太平洋の島々で「ヨーロッパ人」を総称する呼び方。

 

 

この本は、サモアの酋長がヨーロッパで過ごし、パパラギと自分たちの暮らしの違い、そして彼らに警鐘として伝えた言葉をつむぎあわせ、1920年に出版されたものです。日本では第一刷が1981年に発行されていますが、いまだ色あせない名著として、重版を重ねています。

 

 

 

 

今の生活を否定しているわけではありませんが、違う視点から「今」を見ることにより、私たちが忘れてしまっていること、当たり前に過ごしてきた日々が本当に当たり前なのかを考えさせられる一冊です。

 

 

 

今日は何もしない日」に、ゆっくり読みたいですね。

 

 

「パパラギ」-はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集-岡崎照男・訳  
パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集

 

 

 

 

 

written by tomoco

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